90年代にWorld Industries系列のグラフィックを
担当したアーティストである
ショーン・クライヴァー(Sean Cliver)が
スタートしたスケートブランドの
STRANGELOVE。
Sean Cliverが2004年に著した
「Disposable : A History of Skateboard Art」は
スケートボード・アートに関する資料集で
過去30年にわたる
名作デッキ・グラフィックを
カラーで多数収録されたものでしたので
Sean Cliverの名前をご存知の方は
多いかと思います。
さらにSean cliverは
VANS SYNDICATEから
シューズがリリースされたり、
SUPREMEからデッキやTシャツも
リリースされているアーティストです。
今はリミテッドで
デッキやTシャツを作り
ユルりと運営しているブランドです。
今回のグラフィックも
なかなかにパンチが効いています。
デジャヴを感じますか?そうですか?
それは良かった。
ここでもう一度、もう一度です。
ご存知の通り、実は4年前の
2018年にこれは”Paisley Skates”から
“Strangelove Skateboards”に
ブランド名が変更されて
Strangelove Skateboards名義で
初めてプリントされたデッキです。
当時まだ私たちのブランドは
行き先の見えない
大航海に出ていた様なものなので
9.5インチのシェイプに
このグラフィックは
150枚の生産という
非常に控えめな数量だったのです。
え? もう海の話題は飽きた?私もそうです。
ではこのグラフィックの
本当のバックグラウンドは何なのか?
実は私は自己診断する限り
“agoraphobe(広場恐怖症/外出嫌いの人)”
なのです。
その語源は古代の”アゴラ “にまで遡る。
古代ギリシャの”アゴラス”と呼ばれる
広くて混雑した市場空間まで遡ります。
すてきでしょう?
でもそんなことはどうでもよくて、
私が言いたいのは人混みの中で
私が苦笑しながら耐えるには、
あらゆる種類の精神的な頭の体操を
しなければならないということなのです。
その頭の体操のひとつが、
周りの人の裸を想像して
ニヤニヤすることです。
もちろん不気味な意味ではなく
そうしなければならないなんて
むしろ悲しいことであり
不愉快なことです。
しかし純粋な人間の姿と人混みが、
どのように幻想的なものとなるかを
頭の体操をする事で観察しているのです。
だからアメリカのメインストリートである
(このグラフィックでいう
デ○ズニーランド)
目の前の雑踏を想像しながら、
「うわっ、これはグラフィックとして
描くには悪夢だ」と思い、
最終的に日の目を見るまで
おそらく15年以上かかったと思います。
結論から言うとそうやって
私は2018年の1年間のかなりの部分を
たった150枚のデッキに
プリントされる為だけに
費やしてしまったのです。
だからもしあなたがボードの
コレクターであり
このデッキをコレクションとしての
モノとだけとして見て、
実際には乗らない様な変人の1人であるなら、
私はあなたに”Fuck You”としか
言いようがないのだ。
すてきでしょう?
またStrangeloveが私の会社で
良かったと思うのは
私が他のカンパニーで
この様なことをしようとしたら、
きっとずーーっと前に
裏口のドアから
追い出されていただろうからです。
—–Sean Cliver——
Strangeloveの凄いところは
プロダクト作りに
きちんとメッセージがあるところです。
そしてこのデッキは転写ではなく
スクリーンプリントです。
それだけでも最高です!
日本ではほぼどこも取り扱っていませんので
この機会に是非!
デッキご購入の方には
デッキテープが付いてきます。
22.2 x 83.5cm (8.75 x 32.875inch, WB14.75)
ステインの色は写真と違う場合がございます。
https://heshdawgz.stores.jp/items/5ef710ab0d5e3879ada41549