スケートボードの歴史の中で
最もクールかつ激動期だった90年代初期に
ビデオ・雑誌でプロスケーターが
着用していたグラフィックやトレンドを
アイテム化しているDEAR。
目のつけどころが当時を知ってれば共感でき、
知らない人には新たなメッセージとしても
面白いと思います。
おなじみのものから、マニアックなものまで、
こうしてアイテム化されることで
再発見できるまさにスケーターらしいアイデア。
まず殆どの方がストーリーを知らないかと
思いますが(僕も知りませんでした)、
スティーブ・ロコ(world industries)が
SMAのサブ・ブランドとして
ちょうどスタートしようとしていた
ニューブランドの話しにルセロも便乗し、
一緒にディストリビューション・カンパニーを立ち上げ、
2人とも各々ブランドを持ちつつ
やっていこうという話しになりました。
しかし当時は2人ともデッキ工場のあてがなく、
仕方なく知り合いの家具屋にデッキをサンプルで、
それもルセロのモデルで作ってもらうことにしました。
(というのもスティーブ・ロコのは
グラフィックすらまだ決まってなかった)
結果はもちろん酷い物でこれは乗れた物じゃないし、
スティーブ・ロコの危なさに気付き始めたルセロは
彼と一緒に仕事をする話しから抜けることにして
NHSへ行くことに決めます。
しかし! 実はその時作ったサンプルのルセロ・デッキは
既にスティーブ・ロコの手によって
オーダーがかけられていて
もうすでに家具屋はデッキの生産に入っていました。
ルセロがそれに気付いた時は
すでにグラフィックもプリントされ
ショップにも並んでいたのです。
激怒したルセロはなんとか数枚のデッキを
自分の手で買い戻し、
スプレーで”Kill Rocco”と描き、
自分のライダー達に乗らせました。
今回はそのデッキを再現しています。
さすがはスティーブ・ロコといった感じの
凄さまじいストーリーですね(笑)
そしてこれを再現するディアーはやはり凄いブランドです。
デッキはシルクスクリーンでプリントされます。
デッキテープ面は当時のルセロのステッカー・コラージュに
デッキテープも貼られているかの様なデザインです。
サイズは10 x 31インチ、100本限定となります。
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