90年代にWorld Industries系列の
グラフィックを担当した
アーティストである
ショーン・クライヴァー
(Sean Cliver)が
スタートしたスケートブランドの
STRANGELOVE。
Sean Cliverが2004年に著した
「Disposable : A History of Skateboard Art」は
スケートボード・アートに関する資料集で
過去30年にわたる
名作デッキ・グラフィックを
カラーで多数収録されたものでしたので
Sean Cliverの名前をご存知の方は
多いかと思います。
さらにSean cliverは
VANS SYNDICATEから
シューズがリリースされたり、
SUPREMEからデッキやTシャツも
リリースされているアーティストです。
今はリミテッドで
デッキやTシャツを作り
ユルりと運営しているブランドです。
最近ではStrangelove x 某 SBも
かなり話題となりました。
しかしStrangeloveの
プロダクツとなると日本では
ほぼどこも取り扱っていません。
今回はアートワークは
Sean Cliverではなく
Strangeloveでは
お馴染みのゲストアーティスト、
Todd Bratrudによるものです。
ヘッシュには今ごろ入荷してきて
しまいましたがこのデッキは
2023年の4月20日にアメリカで
リリースされた
“420シリーズ”(ゴホッゴホッ!)
からの1枚です。
僕の中では420は
アメリカ最大のお祭りと言われ、
毎年2月のアメフトのチャンピオンを決める
「スーパーボウルサンデー」と
同じくらいアメリカがお祭り騒ぎに
なっている気がするあの420です。
それではSean Cliverの長い長い
説明をお水とジャンクフードを
お供にプクイチしながらどうぞ 、、!?
(換気扇まわしとけよ)
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いいかい、僕は前に出るつもりはない。
今月ここで何が起こっているのか、
俺にはさっぱり分からないし、
分かったふりをする気もない。
Bong OlympicsやCaptain Stoney(RIP)の
全盛期をBig Brotherの
スケート雑誌で過ごした(SeanはBig Brother編集部にいた)
僕が言うのも変な話ですが、
僕はそのクルーたちの中でも
真っ直ぐなオタクで、
くたびれたしけもくを見ては
面白くなさそうに
眉をひそめるだけだった。
他の人たちは楽しんでいたけどね 。
彼らのガ●ジャパーティーに
水を差すとは何事だ?
僕が編集部の貴重な場所を割いて
作っていた難解なデタラメ記事よりも、
奴らが作る記事の方が
はるかに人気があったのは言うまでもない。
僕はスナックのレビューとか、
史上最高のテレビドラマ
『ビバリーヒルズ90210』の
隔月連載とかやってたからね。
その全てを彼らは私にやらせてくれた、
だから親切にしてやらなきゃいけないかった。
さて、とにかく殆どの人が知っているように、
好きでも嫌いでもない、
Todd Bratrudの420の楽しさに浸る
プロジェクトである。
実際Toddほど上手な人はいない。
彼の作品はある日突然、
数年間何も考えずで動いていたことに気づいた
僕の尻に再び火をつけてくれた。
そして彼が今年、その輝かしい遺産を
私たちと分かち合うことを選んでくれたことを、
私は紫色の霞のように喜んでいる。
そしてさらに私は間違いなく
この出来事のいかなる部分も
自分の手柄にするつもりはない、
というのもNick Halkias
(Strangeloveのパートナー)は
Toddと一緒にこの話を進めてきたからだ。
そして、なんということでしょう。
彼らはずっと走り続けてきた。
新旧のキャラクター、
フカフカのフロックボード、
スクリーンで覆われたスリックボトム、
新鮮なシェイプ、
高価なロングスリーブ
刺繍ワッペン、
オックスフォード・ペナントとの
コラボレーション、
ポスタープリントも……。
そう、まさに420番外編なのだ。
その背景には歴史がある、
もちろんその多くはToddが
過去20年にわたり
某SBのためにデザインしてきたものだ。
特にグリーン・スカンクス、
グランドダディ・パープル・スカンクス
ホワイトウィドウズ
そして当初は2020年4月に
リリースされる予定だったが、
主に咳で感染する致死性の
呼吸器系ウイルスと重なり
失敗に終わった悪名高い
「ストロベリー・コフ」だ。
タイミングが悪いという話だろう?
あなたが大企業の
マーケティング部門にいるのなら
なおさらだ。というのも、
「咳」というものが
正式に天国と地獄の間から
一般世界に戻れたのは
2021年後半かそこらだったと思うからだ。
ToddはSBの歴史に”B”を刻み込み、
これらは彼が20年以上にわたって
ブランドのために行ったことの
420の部分の抜粋に過ぎない。
僕が言いたいのはToddのデザインの魅力は
コアなスケートボードの枠を遥かに超え、
クラシックSB時代を通じて
多くのファンを生み出したということだ。
残念なことにスケートボードは
私たちが最も慣れ親しんでいる世界でありながら
ボードの生産という点では
非常に警戒しなければならない世界でもある。
あなたがそれを意識しているかどうかに関わらず、
ショップにはデッキが溢れ、
メーカーは在庫の狂気に溢れている、、
この業界は今、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いなのだ。
そう、それは高校の演劇部の
大げさな演出に近いかもしれないけれど、
僕らが実はスケートボード業界全体の
一部であると思うのは
ちょっと可愛いと思えないかな?
僕の一部はビッグ3
(Powell Peralta, Vision, Santa Cruz/NHS)
といった業界のリーダーたちがいた
80年代をまだ生きている。
しかしそれはスケートボードが
1つの整然としたハードコアのセクトに
きちんと区分けされていた時代でもあった。
今のように壊れ、分断されたツラではない。
ゴホン!!これは何だ?僕はセキュリティなのか?
いや、そんなことはない、
いや、そうでもないんだ。
そしてスケートボードは進化し続ける、
手に負えない存在だ。
まさに僕がスケートボードを
愛してやまない理由もそこにある。
しかしYouTubeのインフルエンサーに
僕が声をかけることはないだろう、
たとえ再生回数が何億回であろうと。
待って、どこまで話したっけ?
もうはっきりとは言えない。
好むと好まざるとにかかわらず、
時間をすり抜けることは
僕の一日のルーティンの一部となっている。
でもこの煙に包まれた月から
ようやく抜け出せる時にもっと詳しく話そう。
それまではありがとう! Todd!
– Sean Cliver
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というわけで、420コレクションからのデッキです。
Sean Cliverのアツ過ぎる説明に
画面に釘付けになっていたであろう
アナタのその充血した目には
いま目薬が必要でしょうが、
Strangeloveのファン、
Todd Bratrudのファンであれば
乗るのはもちろんですが
乗らなくても取っておいた方が
良いんじゃないかっ
ていうレベルです。
繰り返しになりますが日本では
ほぼどこも取り扱っていませんので
この機会に是非!
カラーもデザインも
アメリカっぽくてイイです!
シルクスクリーン・プリントで
仕上げられたデッキは正直なところ
乗るのが勿体ないくらいです。
21.6 x 81.6cm (9.75 x 32.5inch, WB14.5)
トップ面(デッキテープを貼る側)の
ステインの色は写真と違う場合がございます。
デッキご購入の方には
デッキテープが付いてきます。
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https://heshdawgz.stores.jp/items/66cc4869b3801a078904d90f