サンフランシスコのDLX Distributionが
自社で抱えるSpitfire Wheelsの他に
実はMetropolitan USAという
イーストコーストのスケーターを中心とした
チーム構成でウィールブランドを
数年間やっていた時期がありました。
しかし今も昔もSpitfireの人気が
ブッチギリだったことやフォトグラファーの
Ari Marcopoulos (アリ・マルコポロス)の
ビジュアルを採用したイメージ広告は
当時としては前衛的すぎて
あまりヒットしませんでした。
しかし生前の
Keith Hufnagel (キース・ハフナゲル)が
HUFブランドでひと段落してから
DLX Distributionの社長のJim Thiebaudに相談し
Metropolitan USAの権利を譲ってもらい
2017年にMetropolitan USAを再始動させました。
Keith Hufnagelが大事にゆっくり
やっていこうとしていたブランドですので
フロントに入った刺繍も
綺麗に入っています。
ハイエンドなラインで
スケートウィールのブランドというよりは
ハイエンドなアパレル・ブランドとして
再スタートさせたかったのかもしれません。
しかし個人的には
世界一のピュア・スケートカンパニーである
DLXがスタートしたブランドでありながら
HUFが再始動させてからは
アメリカでも取り扱うショップを
限定させすぎていましたし
ブティックスタイルのアパレルショップで
ばかりやっていたので、スケートショップでの
取り扱いはほぼなかったですし
個人的な意見としては(あくまで僕の意見です)
ちょっと残念な感じではありました。
日本での展開もごく数店舗の
アパレルショップでしたしね。
やっぱり物作りをする上で
どこか根底にスケートボードを
大事にするというか、
ある程度スケーターに愛されている
ブランドであって欲しかったですが
僕にはそれがあまり見えなかったですね。
だから価格帯が合う合わないは別として
スケートショップには並んでいないと
実はリアリティがないんですよね。
そうなればもはや当時のMetropolitan USAではなく
ほぼ名前だけはMetropolitan USAですが
別のブランドと考えてもおかしくなかったかな。
でもそれがHUFがやりたかったことなのかもしれないですし
何が事情があったのかもしれませんから
余計なお世話なんですけど。
とは言いつつもヘッシュは
Metropolitan USAが再始動してすぐに
独自ルートから仕入れて
ちょろちょろと店頭のみで
取り扱ってはいましたが遂にネットにアップ!
惜しくもKeith Hufnagelが
亡くなってしまったことで
おそらく現在はMetropolitan USAは
また宙ぶらりんの状態になっているかと思います。
それですので実はこれは
めちゃくちゃ貴重なビーニーかもしれません。
いや、貴重であることは間違いないですね。
転売モノでも新品はほぼ出てこないでしょう。
アホなんでごちゃごちゃと長く述べましたが
当時からMetropolitan USAが
好きで好きでしょうがない方に
買っていただきたい1枚です!
ROYAL x ORANGEのカラーも
HUFの生まれ故郷のNEWYORKの
NY KNICKSのカラーリングですので
そう考えるとまたかなり良いです!!
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