
スケートボーダーの一人にして、
Fucking Awesomeの共同創設者であり、
ストリートの偉大なアーティストでもある
ジェイソン・ディルによる
初の写真集です。
ページ数は276ページ
サイズは38cm x 25cmと大きめです。
初回入荷の際は店頭販売のみで
即完売しましたので
いまだに探されている方も
多いのではないでしょうか?
8歳ぐらいの頃か、
鏡に映る自分をポラロイドで撮ったとき
すぐに俺が写る画像を
見れたことを気に入った。
それが俺にとっての
初めての写真体験だった。
17歳ぐらいの頃か
俺はプロのスケートボーダーとなり、
ニューヨーク、東京、
そしてヨーロッパと
旅に出かけるようになったのだが、
その時には必ずカメラを
持って行くようになった。
カメラを持ち歩いてはいたが、
真剣に写真を撮ろうと
していたわけじゃないし、
今でも、今までも
写真に真剣になったことはない。
ただ自分が撮りたい時に、
自分が忘れてしまうかもしれない物たちを
記憶するために撮ってきた。
ただ撮りたいときにだけ撮ってきた。
それがネガがいい状態で
ちゃんと残っていて
(随分とたくさんのネガを無くしたにせよ)、
それらの写真を
みんなに見せれるというのも驚きだが、
本になり今、
こうして前書きを書いている。
大体の写真は1997年から
2015年の間に撮られたものだ。
写真たちを本にするなどと
思ったこともなかった。
だが、こうしてできたこの本を今、
手に取り読んでいる読者/
観察者の皆に伝えたいのは、
俺がたくさんの楽しい夜を過ごし、
夜明けを追いかけるようにして
友達と無駄な時間を
たくさん過ごしてきたということ。
ここにある写真の多くが
そんな夜に撮られた。
今の俺の日常は随分と変わったし、
この写真たちが写し出す
かつての世界は最早存在さえしない。
あの頃の世界が恋しいよ。
この本には幸福や、ユーモア、愛、
後悔、ヌード、痛みと
少しばかりの悲しみの情景が詰まってる。
この本は俺が死んでも残り続けるもの。
それこそが作った目的でもある。
Jason Dill
永久保存版ではないでしょうか?