90年代にWorld Industries系列の
グラフィックを
担当したアーティストである
ショーン・クライヴァー
(SEAN CLIVER)が
スタートしたスケートブランドの
STRANGELOVE。
Strangeloveはリミテッドで
デッキやTシャツを作り
ユルりと運営しているブランドですが
毎回リリースしてくるモノは
玄人好みの、いや玄人でも
かなりディグらないと
全然分からないプロダクツを
展開しています。
今回のデッキも
もう全然分かりませんw
ただ、めっちゃ凄い事だけは分かります。
ワールドインダストリー/ビッグブラザーの
オフィスにデイブ・カーニーと
クリス・ポンティアスが
1995年8月に初めて来た時、
彼らはバースデースーツに身を包み、
オレンジ色のボディペイントを塗って
堂々と登場したそうですが、
それ以来ショーン・クライヴァーと
親友であるクリス・ポンティアスの
ゲストモデルとなります。
クリス・ポンティアスが
Big Brotherのページに登場したのは
トーマス・キャンベルが
送ってくれたインタビューと写真で
2回目ほどあったそう。
そのインタビューに掲載された
写真の1枚はフル・フロントヌードで、
映画『Jackass』を観た事がある方であれば
クリス・ポンティアスは
かなりの頻度でフルヌードになります。
(まあ他のキャストも
ヌードどころか肛門も出してるかw)
90年代はまだ何でもアリの
時代でしたが、
ホモフォビア(同性愛嫌悪)は
スケートボード業界に
限った話ではないことは周知の事実です。
Tバックやホモ・ユーモアを
頻繁に扱うJackass出演者のSteve Oも
多くの点で私たちのゲイ・ユーモアはすべて、
同性愛嫌悪症に対する人道的な攻撃でした。
私たちは何年も前から
世界からホモフォビアをなくそうとしているんだ、
とインタビューで語っています。
好むと好まざるとに関わらずこの考え方は
80年代の保守的な教育を受けて育った、
あらゆる異性愛者の
アメリカ人男性の大多数が
まだあまり理解出来ずにいたものでした。
(この時代は特筆すべきことに
エイズの流行が目ざましく、
無知な「極論」により
これらが蔓延した原因の1つとして
大バッシングを受けた人達
(ゲイの人達ですね)がいたのを
忘れてはならない)
だから『BIG BROTHER』のページ内に
あからさまに無修正でチンコが
登場し始めたときは多くのスケーターにとって
かなり不愉快なものであったことは確かでしょう。
それは間違いなくショッキングなことであり、
『BIG BROTHER』は時に
それに傾倒していたのだが
それだけではなかった。
そしてこの大胆な不条理を
最もよく体現していたのは
当時のフリーランスのスタッフであり、
健全なチンコのおふざけに事欠かない
クリス・ポンティアスでした。
1997年頃『BIG BROTHER』が
『HUSTLER』で有名なラリー・フリント・パブリケーションズ社に
買収されると、無修正が突然終了した。
皮肉に聞こえるかもしれないが
アメリカで最も悪名高いポルノグラファーは
スケート雑誌に無修正が掲載されることで
未成年にわいせつ本を売りつけることを
指摘されたくなかった。
口が達者なメディア王(ラリー・フリント)は
長年にわたって非常に多くの
お堅い人々を怒らせてきたため、
わずかな犯罪的失敗を利用しようと
待ち構えている人々から
常に監視されていたことを考えれば
妥当な懸念ではあった。
例えば悪名高い『BIG BROTHER』の
「Kids Issue」にまつわる騒動がそれである。
もっと知りたいならHuluで
『dumb: the story of big brother magazine』を
見るしかありません(現在は配信停止)
ここまでで随分と前置きが長いですが
とにかく今年公開された
『Jackass 4.5』まで早送りすると
ジョニー・ノックスビルの膨大な
アイデアの中のどこかに
今や世界的に有名になったポンティアスの
ウィンナーを先史時代のモンスターに変えて、
ミニチュアの街のセットを
恐怖に陥れるという
荒唐無稽なアイデアを思いつきました。
巨大怪獣映画の生涯のファンである私は、
興奮しながらまずコンセプトを
紙に書き出しノックスヴィルと
ジェフ・トレメインのメモに従って、
映画の本体に埋められた
ランダムな非整理語の一種を意図して、
いくつかの基本ストーリーボードを
ざっと作りました。
それが今回のデッキ”PONTIUSAURUS”です。
チンポの王をT-REXの腕や
睾丸の足などでメイクアップし
先史時代の放射性モンスターのような
小さな補装具を使って
巨大なSFモンスターに変身させました。
しかし本当に精巧に作られているのは、
ポンティアスのチンポが破壊する
ミニチュア・シティのセットです。
そのためにポンティアスはうつ伏せになり
撮影しました。
撮影時のポンティアスの大変さは
あまり考慮されていませんでしたが
これは知るまで分からない
未知の例の1つでした。
トレメインとスパイク・ジョーンズは
涙が出るほど笑い、
パラマウントスタジオの
バックロット全体、
さらに大きなハリウッド予算で
1週間の集中映画撮影が敢行されたのです。
しかしプロデューサーたちの間で議論が起こり
2カットあったのだが
最終的には僕が希望していた方は
採用されなかった。
(先程『Jackass 4.5』の
1シーンの様に書きましたが実は
僕はJackassを全部観ていないので
不明ですが以前のシリーズでも
このシーンは出ているのかも?)
というわけで
このデッキはショーン・クライヴァーが
愛を込めて描き下ろした
グラフィックで、
シルクスクリーンでプリントされています。
さらにショーン・クライヴァーと
クリス・ポンティアスの
2人の直筆サインが入っているという
かなりレアな1枚です。
このデッキを取り扱っているショップは
日本ではほぼ無いでしょう。
シュリンクのビニールが
付いていない場合がございます。
ご了承下さい。
デッキご購入の方には
デッキテープが付いてきます。
20.3 x 79.5cm (10.0 x 32.675inch, WB14.5/15.0)
ダブルドリルとなっています。
最後に
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超大型シェイプのデッキに
ポンティアスのグリーン・ガイ(怪獣チンコ)と
ピンクにペイントされた
トップ(表面)のデザインが
実現出来たことを
私は心から光栄に思っています。
– Sean Cliver
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