STRANGELOVE x RAY BARBEE CLASSIC DECK (9.5 x 32.5inch) LIMITED スケートボード リミテッド レイバービー ショーンクライヴァー ラグドール ストレンジラブ

ヘッシュでお買い物をなさっている方であれば
Strangeloveのプロダクツは
ほとんどの商品がかなりマニアックですし、
今までの商品を見ていくと
めちゃくちゃイケてるモノと
若干理解不能なモノとの差が大きすぎて
捉えどころがないと感じている方も
多いのではないでしょうか?

しかしStrangelove主宰の
SEAN CLIVERという
アーティストは凄いです。

Powell Peraltaでアーティストとして働いた後、
World Industries社(現在のDwindle Distribution)で
Steve Roccoの下でMarc McKeeと共に働き、
90年代にWorld系列のブランドから
作られたデッキやアパレルの多くは
今現在でもパンチの利き過ぎた問題作として
語り継がれています。

World Industries社に在籍していたので
初期のBig Brotherも手伝っていますし
本国アメリカでは
スケートボード・アーティストの重鎮です。

それですのでStrangeloveは
とてもアメリカっぽい商品構成ですし、
政治ネタや映画ネタ、
アメリカンなブラックジョークは
日本の消費者には
かなり伝わりづらいと思います。
売る気があるのかないのか分からないですが
作りたいものを作っているスタンスはカッコいいです。
(弊社的にはそこが堪らない)
これらを皆さんに紹介するとなると
毎回かなりキチンとした
商品の説明が必要になり
僕(CB)は毎回PCの前で
ヒーヒー言ってます(笑)

そして今回のリミテッド・コレクションは
これまたコレクター・アイテムの
1つとなりそうなRay Barbeeのゲストモデルです。

SEAN CLIVERの名作中の名作、
クラシックな”Ragdoll”グラフィックです。

この”Ragdoll”グラフィックは
今までに何度となく
オマージュやパロディーという形で
他人に作られてきてしまいましたが
生みの親であるSEAN CLIVERが
Strangeloveでこれをやるんですから
説得力が違います。

1989年にSEAN CLIVERがPowell Peraltaで
初めて採用されたオリジナル・グラフィックが
このRay Barbeeの最初のプロモデルです。
33年の時を経てコラボです。アツい!!


レイのビデオデビューは1988年、
パウエル・ペラルタの
4作目のビデオ『Public Domain』で、
彼はたちまち私のお気に入りの
スケーターのひとりとなった。

彼の力の抜けたスタイルと
フラットトリックのセンスは、
私のストリートスケーティングへの考え方、
本当に、冗談抜きで接し方を変えてしまった。
彼は全てを楽しく見せてくれたんだ。

Ray Barbee, Steve Saiz, Chet Thomas,
Eric Sandersonの”RUBBER BOYS”をきっかけに
私のストリートスケートの
世界観は大きく変わり、
最終目的地である「スポット」よりも、
スポットに到達するまでにある「遊びの空間」に
重きが置かれるようになった。

つまり私たちの日夜のスケートは
「ストップ&セッション」の精神で、
ウィスコンシン州マディソンの地峡を
日々駆け巡っていたのである。
パブリックドメインの後とはいえね。

“RUBBER BOYS”に触発されて、
それまで一度も考えたことも
触れたこともなかったランダムなビルに、
自発的にバックサイド・ウォール・ライドを
トライしてみた。

ある偶然から
私はクリーンなライディングを見せ、
奇跡的に勢いを保ったまま、
振り返ることなくその壁を滑った。

しかし誰もそれを目撃することなく、
私だけが満足(そして驚いた!)したのは
言うまでもない。

35年経った今でも
この気ままなウォールライドは
私の心に鮮明に焼き付いています。

そのウォールライドの余談が
レイ・バービーとどんな関係があるのだろう?
実は特にない。
昔のゲリピー野郎の戯言です。

さて、それから1ヶ月ほど経った1989年1月4日。
私は氷点下の冬のウィスコンシンを捨て、
カリフォルニア州サンタバーバラへの片道切符で
パウエル・ペラルタの
社内アーティストとして
滞在することになったのである。

最初の2ヶ月は自分の足場を固めるために
ふらふらと歩きながら、
取るに足らない仕事や
ゴーストワークに追われる日々でした…。

しかし、3月初旬の “Am Jam “の直前。
当時のパウエル・アマチュアが
職場に大挙して押し寄せたのです。

レイがプロになるから、
彼のグラフィックを
担当するようにと言われたんだ。

当時僕にプレッシャーはなかった。

パウエルとレイの間には
グラフィックの歴史がなかったので、
特に縛られることなく、
まっさらな状態で仕事が出来たことが
私にとって有利に働いたと思います。

「ラグドール」というアイデアを
最初に教えてくれたのは
確かステイシー・ペラルタだったと思うんですが、
これはレイが親友から提案された
アイデアだったんです。

というわけでこのアイデアをもとに
私は制作に取りかかりました。

軽快で手足が柔らかい
ラグドールにすることで
彼のスケートのエッセンスを
意識的に取り込み具現化した、
と言いたいところだが、
それはまったくの戯言である。

悲しいことに僕はずっと
「もっとまともなものができないんじゃないか」
「採用されたのは重大なミスだったんじゃないか」と
ビクビクしていた。

その後私は解雇され、
恥ずかしさとラピドグラフ(製図ペン)だけを
持ってウィスコンシン州に
帰らざるを得なかったのです。

最初のスケッチは
かなり素っ気なく
飾り気のないものでした。

しかしレイのボードのシェイプや
トレードマークである野球帽や
ビーズなどのアクセサリーを
追加していくうちに
ラグドールはどんどん進化していきました。

トランプについては…うーん…
記憶の限りでは、どうでしょう?
1985年頃、パウエル・ペラルタの
スティーブ・ステッダムの
「スペードのエース」ステッカーが
好きだったことは知っています。

それがレイのグラフィックに
無意識のうちに
取り込まれたのかもしれません。

とにかく私は最終的に、
パウエルが以前に制作したものとは
まったく異なるイメージを
引き出すことに成功したのです。

単純なカトゥーンの絵です。
それが市場で吉と出るか凶と出るかは
分からなかったが、
むしろレイの人気が
成功の鍵になるのではと
内心は安堵していた。

数ヵ月後、1989年9月に開催された
ASR(スケートサーフの展示会)で、
会場内のスラム街エリア
(資金豊富なブランドが並ぶ
メインアリーナからは離れた
小規模のブランドが集まっているエリア)の
通路を歩いていたら、
World Industriesのブースに行き当たった。

Powell Peralta社が
800平方メートルのブースを構え、
工夫を凝らしているのとは対照的に
World社は折りたたみ式のテーブルと
椅子を並べただけだった。

その最小限の光景を眺めていると、
ピンク色の背の低い男が、
私のIDバッジを確認しているのに気づいた。

手を広げ、目を輝かせながら、

「やあ。ショーン・クライバーだね。
レイ・バービーのグラフィックを手がけた人だね!」

実はこの人、Steve Roccoだったのです。
まさにスケートボード業界で
間違ったことをすべてやる
絵に描いたような男でした。

そして彼は今、私と握手をしてこう言った。
私が描いた最初の
オリジナルグラフィックを賞賛してくれている。

“パウエルが業界の笑いものになるのを防いだ”と、、、。

今その瞬間を振り返ってみるとあれは
マーティン・スコセッシ監督の
映画で重要なフリーズ・フレームのようだった。

これが私のパウエルでの終わりの始まり
だったのでしょう。

このラグドールはパウエルを離れてからも
レイと私をゆるやかにつなぐ糸となりました。

(ランス・マウンテンが
オリジナルのトランプ・ステッカー・アートを
フルサイズのデッキ・グラフィックとして
The Firmでリイシューしたのは
とても恐ろしかった。言ってくれたら、
きちんとした寸法で描き直しても
よかったと思うのに、、)

しかし2009年にElementから、
レイのデビュー作のために、
この絵を描いてみないかと誘われ、
再び一緒に仕事をすることになったのです。
このようなElementとの単発的な
共同プロジェクトは、ほぼ10年間続きました。

が、2019年に最後の1本が出た後
レイがElementを辞めて
Krookedに移籍すると言い出して驚きました。

と言うことはレイは今は
もちろんKrooked/Gonzのテリトリーなので、
僕らのグラフィックの関係も
ついに決着がついたんだと思ったんですが……。
でもまだ精神的、感情的に
その覚悟が出来ていなかったんです。
だから今回またStrangeloveで
やってしまったんです。

そこで何度か問い合わせたところ、
幸運にもジム・シーボーとレイから、
ラグドールでの最後のグラフィックに相応しいと
お墨付きをもらうことができました。

33年間ボードグラフィックを描いてきて、
1989年にレイのために
描いたものが一番人気で、
それ以外のキャリアは
あまり語られないと
よく言われていますが、
私はそれでいいと思っています。

どうして彼の代名詞となるような
グラフィックを作ることになったのか、
自分でもよくわからないのですが、
私はずっと喜んでいますし、
彼がStrangeLoveの冠で
この特別な1回限りのゲストモデルを
快く許してくれたことに
さらに感激しています。

レイさん、ありがとうございました。
この一枚は私にとって
とても大切なものです。

  • Sean Cliver

この様にアツいストーリーを
長々と書きましたが
なんと限定でのリリースですし
Sean Cliverによる直筆サイン入りです。

ラストのデッキだから
グラフィックのラグドールが
敬意/尊敬を示すために
帽子を脱いでいるわけです。
アツい!!

自分でも書いていて本当に思いますが
日本ではかなり伝わりにくいですが
本国アメリカでは
マニアが唸るコレクションです。

本国ではすでに値が上がっている
デッキもあるくらいです。
(サイン入りですからね)

乗っても良いですが
飾るのもありかもしれないですね!

24.13 x 82.5cm (9.5 x 32.5inch)

デッキご購入の方には
デッキテープが付いてきます。

https://heshdawgz.stores.jp/items/5d38150e66d86c776c7771a9

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