
90年代にWorld Industries系列の
グラフィックを担当した
アーティストである
ショーン・クライヴァー
(Sean Cliver)が
スタートしたスケートブランドの
STRANGELOVE。

Sean Cliverが2004年に著した
「Disposable : A History of Skateboard Art」は
スケートボード・アートに関する資料集で
過去30年にわたる
名作デッキ・グラフィックを
カラーで多数収録されたものでしたので
Sean Cliverの名前をご存知の方は
多いかと思います。


さらにSean cliverは
VANS SYNDICATEから
シューズがリリースされたり、
SUPREMEからデッキやTシャツも
リリースされているアーティストです。
最近ではStrangelove x 某 SBも
かなり話題となりました。
Strangeloveのプロダクツは
とても社会的なメッセージの強い
アートワークを採用したり、
映画ネタをモチーフにした
シリーズなど
かなり玄人好みなブランドです。
玄人過ぎる為
まだまだ理解されるまでには
時間はかかるでしょうが
プロダクト作りは他の追随を許さない程
練られたものであることから
少しずつではありますが
日本でも浸透しつつあります。
しかし今回はSean Cliverではなく
Don Pendletonが手がけた
シリーズからのデッキです!
ドン・ペンドルトンは
ウェストバージニア州生まれの
アーティストで、1998年から
2005年にかけてAlien Workshopで
デザイナーを務め、
2006年から2009年まではElementの
グラフィックアーティスト兼
デザイナーとして採用され、
ブランドのパッケージングや
マーケティングも担当しました。

しかし世界的に有名なのは
Pearl Jamの10作目の
スタジオアルバム
『Lightning Bolt』の
アートワークでしょう。

これは2015年1月に
『Lightning Bolt』の
ジャケットアートワークと
イラストレーションにより、
Jeff Ament, Eddie Vedder,
Joe Spixと共に
最優秀レコーディングパッケージ賞を
受賞しています。

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人類がディストピア的な
世界へと退行するのは
避けられないと思っていた。
つまり資本主義の末期段階と
それに伴う深刻な経済格差という
成長痛のことだ。
だが私が想像していたのは、
むしろ虐げられた大衆を粉砕して
食用クラッカーに加工し、
その大衆自身に
食わせるような光景だった。
あるいはSkynetが
Cyberdyne社の主人を超越して
人類を根絶やしにしようと決める、
あの壮大な人類終焉の
シナリオすら想像していた。

※「Skynet」は
SF映画『ターミネーター』シリーズに
登場する架空のAIコンピュータシステムで、
その開発を行ったのは劇中では
アメリカのハイテク企業
「Cyberdyne」とされています。
「Skynet」は自我に目覚め、
人類を滅ぼすことを決断し、
機械による支配を目指す存在です。
だが違う…文明の終焉を予言したのは
ハリー・ハリスンでも、
ハーラン・エリソンでも、
レイ・ブラッドベリでも、
フィリップ・K・ディックでもなく、
『ビーバス&バットヘッド』の生みの親
マイク・ジャッジだったのだ。
ヘヴィメタル好きの不良たちはさておき、
2006年の映画『Idiocracy』こそが
我々全員を待ち受ける…
思考停止状態に陥るほど
陰鬱な未来を真正面から描いていた。
※『Idiocracy』はその
マイク・ジャッジ監督により製作された
ブラックジョーク・コメディ映画。
見よ、リアリティ番組と
インターネットアルゴリズム、
そして奇妙な教育制度の空洞化が
数十年にわたり進行した結果、
我々はついに知性のどん底に
到達したのだ。
そして今、
まさに自業自得の報いが返ってきた…
そこで我々はドン・ペンドルトンに、
2002年に手がけた
エイリアン・ワークショップの旧シリーズ
「Prophecy or Paranoia?
(予言か、それとも妄想か?)」を
新たなタイトル
「Prophecy or Idiocracy?
(予言か、それとも愚民化か?)」
として鋭く再解釈するよう
依頼したのである。
Sean Cliver
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というわけでこのデッキは
『A Return To The Dark Ages
(暗黒時代への回帰)』と
ノーズ付近にデザインされ、
「予言か愚民化」
「文化戦争」
「反知性主義」
など様々な辛辣なワードと共に
頭が沸いちゃって
目がグルグルになってしまっている
最高の1本となっています
アメリカの現状を揶揄しているわけですが
対岸の火事だと思っていてはいけません。
7月の参議院選挙で
国民民主と参政党がアホ勝ちした
私たちの住むこの日本も大差ないどころか
それ以下ですから
先日のアメリカでの狙撃のように
そろそろまた誰かが
ブッ殺されてもおかしくないのか!?
このデッキは
ヒートトランスファーですが
フルディップで仕上げられた
デッキですし、
こんなにメッセージ性の強いデッキも
最近ではなかなかないので
ガンガン乗ってアピールして
ほしいくらいです。
21.6 x 80.6cm (8.5 x 31.75inch, WB14)
ステインの色は
写真と違う場合がございます。
シュリンクビニールに
入っていない場合がございます。
ご了承ください。
デッキご購入の方には
デッキテープが付いてきます。
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https://heshdawgz.stores.jp/items/68d38ddaa932bf36af26089d